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市来氏歴代の墓
写真は鹿児島県いちき木野市にある来迎寺跡です。来迎寺は市来氏の菩提寺跡と考えられています。近くには市来氏の居城鍋ガ城跡があります。 市来氏は、市来院荘園の郡司として薩摩地方に居ついた領主です。そのルーツは、島津氏と同じ惟宗姓です。市来氏の初代市来政家は、ルーツのことで島津氏と系図論争を起こしています。市来氏のルーツは、薩摩の国分氏を祖とする惟宗姓になります。一方島津氏のルーツは、京都の近衛家に仕えていた惟宗広言といわれています。
市来氏も 他の薩摩大隈の豪族と同じように戦国時代を通して島津氏の下に包摂されていきます。
関連情報
史跡物語第22回―系図偽造の巻
武将と古刹―来迎寺跡
