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相良氏  熊本県人吉市


写真上、手前の大きな墓標は初代相良長頼のもの。その背後に歴代の相良氏の墓が並んでいます。

 写真は熊本県人吉市の願成寺境内にある相良氏歴代の墓所です。
相良氏は、藤原氏の流れで平安時代から遠江国相良荘の領主として発展してきたもので、鎌倉時代になり、相良頼景が源頼朝により、九州の僻地多良木荘に流されます。その後許されて多良木荘の領主となり、それを機会に遠江国相良荘から息子の長頼を呼び寄せ、その長頼が現在の人吉盆地の領地に進出することで、相良氏の伝統が始まります
 以後、南北朝、戦国時代、関が原と幾多の危機を乗り切り、見事幕末まで家を存続させていきます。700年の伝統を持つ大名は、全国でも数えるほどで、その長き伝統はこの墓所の荘厳さに如実に反映されています。
 墓所には初代相良長頼から35代までの相良氏当主、並びに其の夫人の墓が時代ごとに整然と並んでいます。
 江戸時代わずか二万二千石の弱小藩ながら、城の縄張りの大きさなどは、隣国の島津氏の館もとぎの城館とは比較にならないほどの規模であるのは、仇敵島津氏に対する防衛的な意味合いもさることながら、七百年の伝統、意地もあったろうと思われます。








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