Samurai World>サムライたちの墓>九州編

竹崎季長の墓



竹崎季長と言えば、高校で日本史を勉強した方ならば、説明の必要のない武将だと思います。 日本史の教科書の鎌倉時代の元寇の項目で必ずと言っていいほど言及されている武将です。その竹崎季長の墓は 現在の熊本県は南部の小川町の東海東という地区に残されています。 菩提寺は近くにある塔福寺というところだったようです。 現在は鄙びた何の変哲もない田舎の風景を残す地区です。 

  私は このような地方の豪族がわざわざ鎌倉まで上京して 自分の手柄とその報酬に対する主張をする当時の武将たちの感覚に新鮮を感じます。  どんな小さな土地でも獲得しようとする貪欲さ、領土を少しでも広げたいという貪欲さを秘めている武将という社会的存在に ある意味とても人間臭くさ、 新鮮さを感じます。

  写真左側に建てられている従三位の碑は史跡説明版では大正天皇から贈られたものと言われています。

  数百年ま時を隔てて 墓の前に立つと 何やら竹崎季長の声が聞こえてきそうな気がしました。合掌。
 


inserted by FC2 system