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都美の墓   鹿児島県加治木町

 写真は 加治木長年寺跡にある都美夫人の墓です。都美夫人とは、島津氏第25代島津重豪の母です。
 島津重豪は、1745年11月7日加治木島津家の当主重年の嫡男として誕生します。幼名を善次郎と言いました。しかし母都美は善次郎を生んだその日のうちに亡くなります。善次郎は母の顔さえ知ることなく、母のぬくもりさえ知らず、この世に誕生することになります。
 後年 本家島津家を継ぎ、第25代当主となり、さらに、娘の夫が11代将軍徳川家斉になることで、一介の外様大名から一躍将軍の岳父として、歴史に登場することになります。
 この墓はその島津重豪が、1777年に、母への思いを込めて、建立した碑です。亀墓と呼ばれ、碑文を亀が背負う形で、島津氏の墓によく見受けられます。亀が背負っている碑文には重豪の母に対する重いが面々と書かれています。一時代の頂点にまで上り詰めた人間の満たされない思いが、この碑を前にこみ上げてきます。

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