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西郷隆盛隠棲の地  鹿児島県霧島市

 
 



  隼人町日当山に復元されたこの《西郷宿》は、晩年の西郷隆盛が明治政府に失望して、鹿児島に帰郷し散策に日々を過ごしたとき、保養のため逗留していた宿です。隼人町日当山は温泉地として知られていて、1868年戊辰戦争のさなか、郷里鹿児島に帰ったとき、しばしば温泉治療のためにこの地の温泉に逗留していたようです。
 また明治6年のいわゆる《征韓論》に敗れた後中央政府から身を引いて、鹿児島に下野してからは、この日当山温泉、大隈の高隈山などで好きな狩や釣りなど自然な暮らしをしていたようです。
 この宿は、もともとは温泉街の一角にあったものを現在ここに移築復元したものということですが、現在この宿は取り壊されてありません。蛭子神社のたたずまいの一角にあったので、大変風情があってよかったのですが。


以下の写真は 以前の場所より数百メートル北側に再度移築復元された西郷どんの宿です。


 


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