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駿河丸跡  広島県大朝



駿河丸城は、吉川氏初期の城跡です。背後にそびえる山は《安芸富士》と呼ばれる寒曳山で、その手前右手の小高い山が、駿河丸城跡です。
 吉川氏五代吉川経高が本貫地駿河からこの安芸の地に一族郎党を引き連れて移住してきたのは、1313年吉川経高80歳の時と言われています。この時、吉川経高が築城し、舘として定めたのが、写真の駿河丸城です。戦国時代末期の防衛に主眼を置いた山城の構えではなく、館としての性格が強い山城です。
 この駿河丸から吉川氏は小倉山城へ移動し、毛利元就の次男元春が吉川氏の養子になり、家督を受け継ぐまで、小倉山城を本拠とします。


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