釣井の段






写真は、小早川隆景の居城新高山城の釣井の段跡である。この段が新高山城では最も広大な敷地をもっていて、井戸が大小6つもある。大きいものでは、直径2メートルにも及ぶ。このような例は中国地方では例がなく、中世の山城から近世城郭への過渡期の状態と言える。このことは、この釣井の段が相当数の飲料水を平生から供給する必要があったということである。
 
 
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