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大竜寺跡  鹿児島市
 

大竜寺は、島津義久に仕えた文之によって、開かれた寺です。もともとこの地には島津貴久によって築かれた島津氏の本城としての内城があった場所です。島津貴久、義久の時代、約50年ほどこの地を本城として島津氏は九州に勢力を伸張していきます。島津家久の代に鶴丸城が築かれ、廃城となり、その跡地に大竜寺が開かれます。ひの開祖として招聘されたのが、文之という僧です。
 文之は、生まれは現在の宮崎県の飫肥地方です。幼少の頃から神童としての聞こえ高く、京都に上がり学問を修め、故郷飫肥に帰っていたところを、島津義久に請われ、加治木の安国寺を管理しながら、義久、義弘、家久に仕えます。
  彼の著した「鉄砲記」は種子島に伝わった鉄砲についての貴重な歴史的資料として評価されています。


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