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壬生城跡   広島県千代田


壬生城は、現在の広島県山県(やまがた)郡千代田町に所在する。山県氏は、この辺り一帯に勢力を持っていた一族で、有田合戦の舞台となった有田城もこの一族である。山県氏も壬生荘に関東から下向してきた新補地頭である。
 壬生城は、南北朝争乱の舞台ともなり、足利直冬が南朝方の総帥としてこの城を本拠として北朝方の足利尊氏に蜂起した。足利直冬方には山県氏同じ山県群の寺原氏、毛利親衡がついたが、結局足利尊氏軍に追討される。
 この地方には、南北朝時代の足利氏、さらには室町幕府最後の将軍足利義昭の足跡があり、今でも足利氏を名乗っている末裔の人々がこの地方に見うけられるが、足利直冬や足利義昭の末裔と考えられる。
 壬生城は1522年に毛利元就によって落城したと伝えられているが、それも元就得意の蝶略によって、城主の一族を領土安堵という約束で離反させ、攻め落としたとされている。その後は毛利氏配下となったようである。
 明治維新で政治の表舞台に登場してきた長州の山県有朋の先祖とは、この一族と言われている。
 城跡山麓には、城主山県氏の立派な墓所が所在し、地元の人々と山県氏との強い絆をみてとれる。





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