SamuraiWorld>古城紀行



天神山城跡   広島県安芸高田市



天神山城は、毛利氏譜代の家臣井上氏の居城跡である。家臣とはいえ、元就の時代には、経済的な基盤を背景にして一族の勢力は毛利氏の中で無視できないほどのものであり、それをいいことに、評議には出ないなど毛利総領家を無視する始末であったと言う。元就が猿掛城で父に死なれた時には、父から譲られた給地まで横領したという。
元就は、このような長年の井上一族の横暴に対して、ついに1550年井上一族を族滅する。
井上一族の長老井上元兼は自害する。井上元兼とは、さきのNHK大河ドラマ『毛利元就』の中では鶴太郎さんが演じていた人物こそ、井上元兼である。
現在城跡は、何気ない小高い山となっているが、かつての館跡と思われる敷地には八幡神社が建立されている。写真は、神社への入口と天神山である。また山麓の木立の中に目立たないが、確かに小さな祠があり、井上一族族滅という悲劇に関係しているのかもしれない。その近くには井上氏を刻んだ墓もあり、この山周辺がかつての井上氏関係の場所であったことをわずかながらも今に伝えている。




関連ページ
毛利元就紀行―毛利氏一門の山城ネットワーク


inserted by FC2 system