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鞍掛城跡と古戦場跡   岩国市(旧玖珂町)



鞍掛城は、大内氏の支城で、厳島合戦に勝利した毛利元就が防長攻略に取りかかり、真っ先に攻撃しなければならなかった城である。
 7000余の毛利軍が攻めてくると、城主杉隆秦は2300余の軍勢で迎え撃つ。しかし所詮勢いにのる毛利軍の敵ではなく、城主杉隆秦以下数千名が討死する。
 この時の戦死者は、城跡山麓に3つの千人塚として慰霊されている。
 その千人塚の一つには、この時の戦いで戦死した杉隆秦の家老の一人 宇野景政の子孫にあたる、作家の故宇野千代氏の碑文が寄せられている。城主杉隆秦の墓は、菩提寺祥雲寺にある。






【アクセス】
国道2号線を山口市方面に向かって進行していきますと、玖珂町で岩国からの欽明道路と国道2号線が一本に合流します。そこ地点から2キロ程したところに道路脇に千人塚の史跡案内板が見えます。そのあたりから向かって右手に見える山が鞍掛城跡です。山の頂上に小屋の屋根が小さく見えますのですぐ分かります。登山道は、少し先にある小学校の校庭の前を通過して行きます。山頂付近まで自動車でいけますし、現在公園として整備されています。
 
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