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加世田の麓


加世田は薩摩半島の南部に位置する街です。市町村合併によって現在は近隣の町と合併して南さつま市となりましたが、それまでは加世田市と呼ばれていて南薩地方の中心都市でした。
古来より万瀬川河口には多くの貝塚跡があり、また砂鉄の産地として知られていたようです。この地で包丁や鎌などの鉄器産業が栄えたきたのも、古代からの砂鉄産地の歴史があると思います。種子島の砂鉄地と海のルートによって直結していたと思います。
また、この地は阿多と呼ばれていて、古代阿多隼人の根拠地だったと推測できます。万瀬川は彼らの重要な交通網として かなりの内陸地にまで侵入していたと思われます。 現在の知覧に豊玉神社があるのもこの地との密接な関係なにしは考えられません。これが古代神話の源泉になっていると思います。古事記に語られている日本の神々の誕生の地《笠沙》がなまって《加世田》になったという人もいます。









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