Samurai World>歴史の景観>



秋月の城下町


 秋月は 福岡藩の支藩として成立した秋月藩の城下町として整備され発展したものです。
それ以前ここに城を構えていたのは、鎌倉幕府からこの地を賜った原田種雄に始まる秋月氏です。城下町の背後にそびえる古処山城がかつての秋月氏の居城跡になります。山中には14代秋月種時の墓が残されています。戦国時代末期には 大友氏との抗争に巻き込まれ、動乱期から全盛期(36万石)を経て 秀吉の九州征伐の前に抵抗するも敵わず、日向の高鍋へ移封されます。 その高鍋の秋月氏から上杉鷹山が誕生します。

  江戸時代に入り、黒田氏が筑前に入封すると黒田長政の支配下となります。福岡藩初代藩主黒田長政が死去すると、嫡子の忠之は、長政の遺言により長政の三男黒田長興に秋月五万石を分与して秋月藩が成立することになります。秋月藩は幕府より直接朱印状を与えれた独立した藩として独自の藩政を展開していきます。現在でも 落ち着いた城下町の名残を楽しむことができます。

参考資料
福岡県の歴史(山川出版社)  大友宗麟のすべて(人物往来社)

朝倉市観光情報















関連ページ
近世城郭紀行_高鍋城跡
近世城郭紀行_福岡城跡

inserted by FC2 system