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沼城跡   山口県徳山市



沼城は、大内氏の支城跡である。山口県徳山市に所在する。  沼城と言われるのは、この城が置かれていた地理的な状況からである。つまり小さな丘に過ぎないが、周囲が沼で容易に落とすことができなかったからである。  毛利元就の防長攻略の上でもこの城の攻防にはかなり苦戦したと言われている。通常の戦い方ではどんな大軍を投入しても容易に落とせないからである。  そこで元就はこの戦いで新兵器を始めて使用した。それは鉄砲である。鉄砲の戦術は織田信長の長篠の戦が有名であるが、元就はすでに織田信長に先立つはるか以前にすでに鉄砲を戦術として使用していたのである。  もう一つの新兵器は、薦(こも)である。これを泥沼の上に浮かべてこの上に乗って鉄砲を撃ちながら城へ接近したのである。実に斬新な発想である。 こんなところにも毛利元就という人間のユニーさが現れている。  結局毛利軍の執拗な攻撃に最後は、城主の山崎興盛が自刃してこの城も毛利軍に下る。山崎興盛が自刃して果てた場所には現在碑が建てられている。  城跡は、現在ではほとんど遺構らしきものは残存せず、周囲は田圃になり、山麓には民家や学校が立ち並び、かつてこの城が沼であったことを想像させるものはない。



【アクセス】
国道2号線から周東町で国道376号線に入り、しばらく山間部を走ると、国道434号線との交差点にでます。その地域が沼城のある須々万です。その交差点から数百メートルほど国道376号線をそのままいけば、寺の境内に幼稚園があります。そこが沼城跡です。道路脇に史跡案内板があります。城跡へは幼稚園の庭の中を通っていきます。



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